ブラスタ★考察 世界観について

ブラスタのストーリーを読んでいると、やたらに強調することがあるなあと感じませんか?

例えば、光と闇、肉食と草食、デジタルとアナログ…

すべて「対」です。

「対」とは簡単に言えば「ペア」であり、対照の関係にあって、2つそろってひと組になるもの。男と女、右と左、善と悪、生と死…などです。

世界観の大元となっているのは、光と闇です。
社会のハブれ者「負け犬」である我々に、負けるんじゃないよ、屈するなよ、抗って、すべて「黒く塗りつぶして」光をも飲み込む闇になれ、と。それはもう燦々たる光と同等だ。そんなメッセージを与えています。

中国の古代哲学に陰陽五行説といったものがあります。占術や、抽象的な概念的な事象を説明するのに用いられました。漢方でもおなじみですね。

ブラスタ内でも陰陽五行説の思想を取り入れている気がします。

陰陽論と五行説が合わさったもので、

陰陽論はこの世のあらゆる物が「陰」と「陽」で成り立つといった考えです。相反する存在、陰と陽は、お互いの過不足を補い合いながら、バランスを取り、自然の影響を受けて、流動的に変化しています。

昼と夜のような関係です。シンボルで言うと、「太陽」と「月」

五行説は、自然界のあらゆる物は「木」「火」「土」「金」「水」5つの元素から成り立つと考えます。互いの性質を助け合ったり、打ち消しあったりして、変化し、循環しながらバランスを保っている。

そして、陰陽論と五行説を合わせると…

こんな感じになります!

ピンクの線が相生(そうしょう)といって、何かを生み出すような助け合う関係で、例えば、「木」は燃えるので「火」を生み、「火」が燃えることで灰が生じて「土」になり、「土」からは「金」属を産出できて、「金」属は表面に「水」を生じさせ、「水」は「木」を育てる。このように助け合って巡り合う関係です。

反対に水色の線は相克(そうこく)といって、互いに打ち消しあうような緊張した関係で、例えば、「木」は「土」の養分を吸い取り、「土」は「水」を汚し、「水」は「火」を消し、「火」は「金」属を溶かし、「金」物は木を切り倒す。このように出会えば喧嘩になるような、不調和の連鎖です。

ブラスタの場合、必ずこの矢印の巡りというわけではなくてあくまで、チーム各々で助け合ったり、打ち消しあったりして、スターレスの均衡を保ち、調和しているといったニュアンスです。

属性をチームに当てはめてみると…
「木」=C 
「火」=W
「土」=B
「金」=K
「水」=P

mvを見ていると、より属性を意識して作られていると感じることが出来ます。Wは火がテーマだし、Pは水がテーマだし、Kはやたらに金色を強調している。Bは大地、現実主義で、残す「木」はCということになります。

はてさて、ここでjust a loserのヒースの歌詞を思い出してみる。

「3つ投げるダイス、6が揃う合図、人は闇を愛す」

3つのダイス(サイコロ)が投げられて、6が揃うと言ってる意味深な歌詞ですよね。2023年エイプリルフールイベントで真珠が披露した「the die is cast」を思い出します。

「the die is cast」を日本語の訳すと「賽(サイ)は投げられた」になり、いよいよ始まるとでもいうような高ぶりを感じます。加えて普段とは違う真珠の覚悟にみなぎる歌い方や歌詞が「6が揃う」気がしてなりません。

また、沈まぬ月、雨傘公演で光と闇を強調するようなストーリーだったこともあり、真ん中の陰陽図は真珠と夜光のチームになるのかなと思っています。

各チーム内でも陰と陽があり、

これはナンバー1とナンバー2を基本的に表し、例えば、銀星とケイは対の耳飾りを付けているのがその象徴であったり、モクレンとクーも対の耳飾りを付けていて、性格も真反対でわかりやすいです。他チームはKとCに比べて、より流動的なのでお揃いのアイテムは見つけきれませんでしたが、Bはミズキ、リコ、ヒースが衣装に×印があって、チームの中心核であると分かります。この三人は天涯孤独で、チームBにかける思いがとても強いです。藍と金剛は目が×印のスマイルちゃんが付いてます。これはミズキの衣装にも付いていて、ミズキがメンバー同士をつなげてるのが感じ取れます。
Wは全員チェーンを付けてます。…繋がれた、封印されし獣たち…でしょうか。
Pはリンドウとマイカがダイヤ型のチェックのブローチみたいなものを付けてますね。意味は分かりません。
真珠と夜光は舞台衣装じゃなく、私服ですが、真珠がチェックの上着を着ていて、夜光がチェックのズボンをはいてます。

今はまだ真珠のチームがないので、五行の図の状態です。

五行説は四季と四方位を四色で表し、ど真ん中の「土」は季節の変わり目であり帝王のような位置づけです。
他にも四神を配置することができ、東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武。そして、真ん中は麒麟や黄龍。
黄龍と言えば、「片鳴き龍」公演の黄帝竜王を思い出しますね。

最後にもう一つ言うと、マッサージ、くすぐりなどの身体の感度的なものも何かしらの要素なんだと思いますが、今一つわからないです。黒曜が異常に感覚が無いことはわかっているのですが…呪いの度合いなのか、なんなのか…

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